スペース寿司

とあるオタクの生活記録

四月は君の暴露

そこまで率先して四月馬鹿ネタを探さないせいか年々エイプリルフールへの認識は下がっていく。
嘘もなかなかつくのは難しい。
携帯サイトやってた頃に一日だけデザイン変えたりしたのは楽しかったかもしれない。
年齢操作もの書いて「年齢操作ABオンリーサイトになります!」とかもやった。
10年くらい前の話である。

投稿型SNSに投稿するようになってそういう遊びもしなくなり(やってもややこしくなるので)、淡々と過ごしている。

そういえば10年くらい前に書いたデータまだ持ってるけど、あの頃はほぼ全作品ワンライ状態だったと思う。ぱっと書いてぱっとあげてるものが多かった。1000~2000字中心ですごい頑張って5000字くらいのペースだった。
でも自分で読んでてすごく読みやすいと思ってたし、そこそこ楽しめてたので、あの頃の自作のことそんなに嫌いじゃない。当時悩んでなかったと言えばウソになるが。
あの頃の自分どこいった。

10年前を知る友人と10年前について語る機会があった。
彼女とはどうやら推しカプ同志のオフ会で出会い(この記憶が私はない)、なんやかんや別の趣味が合致し今も遊ぶ中なのであるが、彼女が私と初めて対面したときの感想は
「あ、あのトガってるやつ書いてる人だ」
だったそうだ。

当時私はAB(かつての推しカプ)をパロで書きまくることにハマっていた。
今思えばどっちのファンからも怒られるような変換を加えていたかもしれないが(実際Twitterの鍵パカ垢で悪口を言われていたのを見かけたことがある)、私としては萌えると思ったものを書いた結果だった。
「設定がめちゃくちゃなのに話自体は普通のいい話っぽく書くからこの人トガってんな~って思って読んでたし、ごめんだけどトガってた作品以外はあんま憶えてないww」としみじみ言われて、私は10年越しに自分があのカプの界隈で浮いていたのではと気づいた。
友人「えっ!?10年越えて今気づいた!?」


私の本質はたぶんそこにあったんだと思う。
今のABにそれができているかというとできていない。どこかで遠慮している。
男の子なんだから男らしく、変態化は許せない、女々しい受けは女の自己投影、それオリジナルでやりなよ()、あらゆるそれっぽい正論を知って、それなり理解できる部分もあるからこうなる。
まだ兆候としては残ってる部分もあるんだろうけど、抑制かかってるのは否めない。

マジであの頃の自分はどこ行ったんだろう。
ちなみに私は攻めに押しに押される受けが大好きだ。流される受けが大好きだ。普段の立場は置いておいて、そういうときはどうしたって攻めに敵わない受け、という展開が好きだ。ただしメンタル面においてはどっちもバランスよくツボをつく中であってほしいと思っている。

こういうの書くと今のカプだと嫌われるっていうか古臭いとか受けも男なんですけど~?ってしたり顔で言われるのわかってるからな……。

そういうのからやめてほしいよな…
男の子だから流されないとか、男の子だから男らしいとか、そういう理論も、本来ならなくないですか。性別っていうの取っ払ったとき。まあいいやこの話は荒れる。