スペース寿司

とあるオタクの生活記録

自己探究

中学のころ「探究」を大事にしろとかなんかそういうこと言われたことある。
探求ではなく探究。

そういうのを大事にしろみたいな校風。
何か役に立ったかっていうと無いっていうか結構陰湿にいじめられていて日々を乗り越えるのに必死だったからよく憶えてない。
中学生なんて学校が世界のすべてみたいなとこあるから、そういうとこで孤立してねちねちいじめられるのって毎日一回ずつ死んでるのと同じくらい辛いってのに親が「負けるな」とか言ってむりやり送りこむので毎日魂を削って登校し割と限界な日々だったからもう思い出したくもない。
世のお父さんお母さんはいじめに負けるなとか謎な理論振りかざさないでくださいね。
負けます。普通は。

話が逸れたが、私は己がわからない。
別にスピリチュアルな話とかではなくオタク・二次創作における話である。

まずそもそも自分の好みの傾向が分からない。属性というか。
そういうものがあんまりない。と思っているが友人が私に推し作品をレビューしながら「お前はこいつにハマるかもしれん」とプレゼンしてくるキャラは割と普通にハマってしまうので友人のほうが私をよく理解している可能性がある。
または暗示にかかりやすいかどっちかである。

ひとつだけ共通点を上げるとすれば私は決して一番人気キャラにはハマらない。
人気があったとしてもピラミッド2段目くらいが最上。
そういうアンテナがあるのか、「あーこれみんな好きだろうからいいやハイハイ」みたいな感情が働くのか、そもそも好みを拗らせてしまっているのか真相は謎である。全部かもしれない。
余談だけどハマるカプもマイナーばかりである。見事にマイナーである。

だから好みがブレているように思う。
その都度その都度で傾向が変わっているような気がして、結果、自分の感覚を信じられない部分もある。
私、一貫性ありますか?本当にありますか?


自分の長所もわからない。自分の文章のいいところがよくわからない。
何かをやるときは自分の土俵でやれって言うじゃん。
人の土俵で相撲とっても勝てないんだからとか言うじゃん。
わかるよそれはわかる。で、
私の土俵ってなに?

自分の強み。
何を頑張ってると言われても「脳内の妄想にどうにか物語つけて書くことをがんばってる」しか言えないのでわからない。
じゃあ人様からもらった言葉で自分を見出せばいいみたいな意見があるが、その意見がないから困っている。
あっても、曖昧だ。

他の人が褒められている様子を思い出す。
「素晴らしい文章力」だとか「圧倒的なエロ」とか「緻密な心理描写」とか「圧巻のストーリー構成」とか「天才的な発想」とかそういうワードが飛び交っていた。
言われたことがない。そういう具体的なことを言われたことがない。
性格がねじれているのもある。それはそう。
嬉しかった言葉もろくに思い出せないということは、ほとんどすべての言葉を信じられていないからという可能性。社交辞令長文感想(送った感想への返事)に何が書いてあったか思い出そうとしても、心が拒否してうまくいかないし、私のメンタルは相当クソである。
こういう意見がどこかで投稿されるたびに
性格悪いね。そういう気持ちで同人やらないでほしい。
って意見が行きかうのは知ってるので今更言わなくていい。
同人やる権利欲しいから私だってこの性根をどうにかしたいんだよ。

それにしても感想なんてここしばらくずっともらえてないや。書いてないから当たり前か。人様の作品につくコメントをショーウインドウの向こうの編み上げブーツを見る裸足の少年みたいな日々である。
大昔にもらえた「萌えました」「泣きました」っていう言葉を延々リサイクルして自分の糧にしてる。

ただ、書くようになってROMとして絶対に使わないようにしようと思った言葉がある。
「恐れ多くて(声かけずにいました////)」
的なやつ。これマジで最低。困る。マジで困る。無理。一番嬉しくない。自分が惨めになる。だって恐れ多いのはもっと他にいるじゃん。っていう。
で、自分の文章のいいとこってなんだろう。結局わからん。
そういうものをもらえるようになるまでがんばれという話か。
遠い。がんばりが遠い。


ここまで書いて、本当に話の筋が逸れまくる癖が強いなと思った。
二次創作、自分の悪いところばっかり見つかる。