スペース寿司

とあるオタクの生活記録

大殺界のあとしまつ

会社を辞めることになった。

4ヶ月で辞める。

ものすごく理不尽な理由なので正直精神が疲弊している。

 

2月末に、部署の上長と面談があり

「SVから君が『必要な業務クオリティに達してない』と言われたから君の今後の契約を一ヶ月単位にして進捗を見ていきたい。今すぐこの場で契約変更に合意するか、一旦の雇用期間の来月末で辞めるか決めて

と突然言われた。

 

青天の霹靂というか、びっくりしすぎて呆然した。

宣告されたとき、まず

「必要な業務クオリティに足りてない、というのは具体的にどこなんですか?」

と尋ねたところ

「それは知らないけどぉ」

と間延びした気だるそうな返事をされた。

とにかく私が「何度教えても学習しない」そうだ。

 

私は何度も同じことを教わった記憶はないのだが。

 

10末入社なので、実質入って4ヶ月。

仕事を少しずつ覚えてきて、業務も増えていたし、イレギュラーな場にも出会う確率が増えてきた。

そんな矢先であった。

 

SVは、正直質問しづらい人間だった。

「なにか質問があるなら聞いてくださいね」

と言う割に、質問したら

「まずは調べてください!!」

と言う典型的な理不尽キャラである。

 

取りまとめ役のベテラン女性社員が年末に退職したあと、職場は彼女の天下となっていた。

 

体調不良で欠勤するスタッフが、外せないタスクについて「どなたか代わりにお願いします」と社内チャットにて書き込んだ際、

「どなたかじゃなくて、タスクを振るときはシフトと分担表(オンライン管理なのでPC開かないとわからない)を確認して特定の人を指名してください!」

と病人に向かってエクスクラメーション付きでキレるわ手間をかけさせるわの冷血ぶりであったし、あるときは、機嫌が悪かったのか何かの質問に対し、社内チャットでタメ語かつ感情的な言語で相手にキレ散らかす様子を見ていたので、マジでおさわり厳禁って感じもしていた。

 

ちなみに、SVがタスクを振るときは「どなたかおてすきのひとこれやってくださーい!」がまかり通る。

他者に強いたことは、せめて自分でもやってほしい。

 

上記の事例が数回あれば学習するのでそれなりに立ち回るようにはしているが、しかし業務においては触れずにい続けるわけにもいかない。
私の職場はこれといった確固たるルーチンやルールがそんなにあるわけでもなく、かなり流動的な部分も多い業務内容なので、ケースバイケースな判断になりがちでもある。

そのケースバイケースにおいて、初めて出くわす場面において、どーーーーしてもどう判断したらよいか分からず、(さらには入ったばかりのパートタイマー人間がほいほいと可否などを判断できるか、そんな権限があるのかも微妙、という話題も多く)質問することがあったが、大概叱られた。

ただ、それはまあ自分が未熟だからだし、もしなにかあって独断で大きな間違いをしたらもっと迷惑をかけるし、今のうちに怒られておいて、次は同じことをしないようには努めていた。

 

が、SVはお頭が良く、お仕事ができるので、私のような愚鈍な人間はさぞかし腹立たしかったのだろう。

他人がやったミスを私のせいにして怒ってくるときもあったので、私への先入観がそんな感じだったのかもしれない。(否定するのもめんどくさくて受け流していた)

たぶん、「何度も同じことを聞く」という部分は、先述の、私が何度も確認を求めたり、判断の基準を尋ねる部分なのかもしれない。とそのとき思った。

ただ、前職は慎重であればあるほどよかったので、私はそれをよしとして仕事をしていた。まあ前は前。ここはここだ。

 

3月末で一旦雇用の切れ目だったので、更新前によくある、仕事どう?という面談だと思っていた。

正直、ただでさえ少ない同時間帯の人間が、あるのかないのかわからん業務でGoogleカレンダーをブロックするせいで、どんどんこっちにタスクが流れ込み、休憩の時間も取れていないことが続いていて、お恥ずかしいことに労いの言葉くらいもらえるかなと思っていたが、実際は戦力外通告というか、実質クビ宣告だった。

 

まずは、正直私には、「仕事を学んでいる最中」という自覚はあっても、「仕事できない」っていう自覚がなかったので、SVからわかりやすく具体的にどこが悪いから直せと文句の一つや話が欲しかったのが一点(チーム内のミーティング自体はあったので時間は作れたはず)。

上長も、「状況をまったく把握せずに」「SVが言ってたから、という理由で」いきなり契約を縮める話をしてくるのはやべーなというのが一点。

さらに、その面談は2月のあたまに既に設定されていたものであり、仮にあたまの時点から話す内容決まってたんなら、なかなか悪質だなと思ったのが一点。

 

「乱暴じゃないですか」

と思わず言ったら

「乱暴とか言われる筋合いは無い」

とキレられた。乱暴な上長である。

 

仕事にはやりがいを感じていた。楽しくもあった。

なので、その場では「まだ続けたい。だが、業務に関しては誤解があるし、私にも不満がある」と伝え、ある程度の説明をし、一ヶ月単位で契約継続をする、という締めくくりになったが、翌日にはすっかり気が変わった。

 

採用面接を担当した人事の社員に連絡し、言われたことも状況も全部話し、退職を願い出た。

雇用契約の切れる今月末で辞める。

私も、自覚なくほんとうに能力不足だったのかもしれない。

そして、上司から契約の話をされたとき、なにくそ見返してやる、と思うほどの向上心も無かった。

 

どうやら、近日中にもうひとり辞めるらしい。

先月もひとり辞めたばかりなのにね。

 

SVの態度でやばいと思った社内チャットはスクショを撮ってほしいと言われたので用意している。

 

最近、SVと同期くらいらしい仕事の長いスタッフが、とあるリストのことを社内チャットで

「○○(身バレ防止のために伏せるが倫理的に問題ある言葉)リスト」

と明言し、それに対して誰も咎め

「○○さんてば〜も〜wwwwww」

「バラさないで!wwwww性格悪くてごめんwwwwwww」

というやり取りが成立していたので、マジで終わってんなここ、と思った。

スクショを撮って人事にはお伝えしている。

 

人事の方は頭を抱えていた。ずっと謝られた。

「この会社全体がそういう人間ばかりだとは思わないでほしい」

とも言われた。

その態度が嘘か真かはわからんし、私へ降り掛かったことが身から出た錆であったとしても、最後の社内チャットだけは絶対にアウトであると思っている。

 

昨年は大殺界の「減退」であった。

大殺界での転職はよくない、と言われていたが本当だったのかもしれない。

早く次の仕事を見つけたい。

決まらないかなあ。

すごく疲れている。