スペース寿司

とあるオタクの生活記録

能動的五時間

テイルズでどーしても取りたかった称号を獲得するために5時間分のプレイデータを捨ててやり直した。

 

わからん人に説明すると、テイルズはメインストーリー以外にサブイベをこなすと、キャラクターに「称号」というものが与えられる。

称号によってはキャラのステータスや、果ては衣装が変わったりと、遊び心あるシステムなのであるが、とあるキャラのとある称号が欲しくて欲しくて方法をぐぐったところ、該当のサブイベ発生条件となる時期は過ぎ去ってしまっており、時すでに遅しということが発覚したのである。

 

 

幸いやり直しのきくデータは残していたが、およそ5時間分の道程を捨て、今一度やり直すこととなる。

めちゃくちゃめんどくさかったボス戦。

ダンジョンで必死に探した宝箱。

別口で小一時間かけて獲得した称号。

それらをなかったことにするか。

2周目プレイに賭けるか。

 

しばらく迷ったが推しの衣装チェンジがどーしても見たい&2周目プレイが苦手なので前者を取った。

 

猛然とやりなおして称号を獲得。

元のところまで話を進めて昨日は満足して寝た。

 

夢の中で私は大阪にいた。

大阪のコンビニの中で、店舗内のスペースを間借りしているよくわからない屋台のおじさんと話をしている。

屋台には「ザーサイ」とデカデカとピンクの文字のロゴが入っており、とにかくうまいんや、名物やで的なことを言われ、「ハァ…」「エッフフ…」などと半笑いを浮かべたままなんとなく押しに負けて買ってしまう。

530円。

めちゃくちゃ縦に長い、お好み焼きを巻いたような物体を渡された。中にザーサイをなんやかんやしたものが詰まっているらしい。

 

それを片手に目的地に向かう。非常に邪魔である。

道すがら見かけた民家では男がど真剣な顔をして、犬小屋の前で犬用の食事容器に顔を突っ込んで餌を食らっていた。

彼のことを私は知っていた。

彼はいつも飼い犬と一緒に、飼い犬と同じものを飼い犬と同じ容器で食べるのである。

それは「合わせ食い」という行為で、本来は衛生面でよろしくないため推奨できないとされているが、彼の飼い犬は深い心の病で「食べるということを忘れてしまって」いるので、食事のたびに彼が付き添い、食事とはこういうことだと見本を見せてやっているのだと、美談風に語られていた。

大変やねえ…などと他人事満載の心持ちで、その場に四足ついて座り、目を見開き餌を食う男を尻目にザーサイのお好み焼きを巻いたやつみたいなのを齧った。

味が全然しなかった。

 

そこで目が覚めた。おはよう。働きたくないね。

 

推しカプの二次創作が書きたいような書きたくないような。

ずっと別の推しカプをピクシブで眺めてる。