スペース寿司

とあるオタクの生活記録

沈殿

100日800文字更新をして云々という呟きがバズり、それを見た誰かが「私なんて100日以上やっているからもっと褒めて」と呟くもののバズらない、という様子を観測してしまい、世の無常を感じる朝だった。

色々あると思うけど切り出すタイミングとか言い方とかで扱いはここまで変わるんだなと思った。本人のせい、と原因をひとつに偏らせるのはちょっと気の毒でもある。

しかしながら、文字数とか継続とか、数字に振り回されがちな価値観よ。
継続、努力、成功という方程式に慣れ切って憧れてしまう我々の醜さよ。
数字や努力の美学もまた、それまでの生き方、考え方で捉え方が違うのだというのを肝に銘じたい。
だって「800字毎日って今更誇られても…文字書きになりたいならやってて当然でしょ?」とか言い出す面倒くさい連中もいるから。

私もこの前自カプにおいて2回目の1万字越えだったけど別に何が起こるわけでもない。
1万字なんてみんな簡単に超えるからである。
でも私の中では1万字越えは嬉しかったし、1万を越えるために意図的に書く、という経験を初めてした。(場面で区切ってそれぞれ2000文字ずつ書けば1万いくな、という考えで書いた)

所詮は自分の中での問題でしかなく、それにたまたま外側が運よく気づいて拾い上げられたときにバズりや第三者からの賞賛がある、って感じ。
やっぱ自分のことは自分で最大限喜んでないともったいない気がするし、他者にそれ以上のものを求めたら大やけどしそうな気がする。
でもそれができないから褒めて褒めて~~~!!!!!って言うのだ我々寂しいオタクは。

自分で埋められないものをどーーしても他者に求めてしまう。

私だってめちゃくちゃ褒められたい。
でも、仕事ですり減りながらも一か月に一回くらいは更新できてえらい、今までたどりつけなかった1万字を越えられてえらい、とは誰も言ってくれない。それが現実。世界の価値観。
そういえば小さい頃からそんな感じだった。「それくらいやって当たり前。〇ちゃんはもっとがんばって△△してるからあなたももっと頑張りなさい」って言われてたな~と思い出したので忘れる努力をする。

えらいっていうか、そもそもえらいってなんだろうな。えらいっていうか、別にえらくはないよな。
掘り下げると「運とモチベーションと実力と褒めてくれる人に恵まれてあなたは幸運ですね」って気分。

このブログも(100日更新を目指してうっかり一日途絶えるを繰り返し)継続50何日になったので目的となる100日まであと半分である。
でも褒められたいか?と聞かれたらいや無理ですとしか言いようがない。
こんなブログ褒められても惨めだわ……。二次創作よりよっぽど更新が順調っていうのが皮肉ですね。こんなもの書いてる間に二次創作しなよってか。