スペース寿司

とあるオタクの生活記録

特にオチはない

致命的なことに最近気づいているのだけど私は恋愛ものが大の苦手だ。
同人誌も少女漫画も映画でも「恋愛もの」にほとんど触れない。
自発的には触れようと思わない。
昔は少女漫画を読んで育った身だし、実際に見て面白かったと思っている作品はあるけど多分大まかには苦手だ。食わず嫌いなんだろう。
なお最近見て面白かったのは「恋は雨上がりのように」(実写)である。

腐女子だからBLなら見れるんでしょと思われるかもしれないがBL映画もBLドラマも見たことがない。商業のBL漫画・小説もまだ数本だ。
だけど結局私が書きたいものは情のやり取りとかそれを越えて恋愛になっている有様なので、私の潜在的なとこにある「恋愛もの苦手」って最高によくないと思う。
私がものを書くのに向いていないのはそういうところもあるんだと思う。
パターンがないのである。

そんなわけでBL映画を見ることにした。

今見てる。
開始から20分くらいで驚きの展開の早さ。
でも無理なく見れてテンポがよい。気が楽だ。
文章でも同じで、やたら前置きや状況説明が長い話が私は苦手だ。
集中力がないのもあるんだろうけど、こういうところで自分の好みが見えてくる。

あと、こういうのを見て、同性同士でどこまでのアクションが「萌える」「許される」のかっていうのを確認してる。

同性同士の恋愛を書こうとすると、「男女の役割を押し付けている作品が苦手」みたいな意識高い意見を見すぎて何を書いていいのかわからなくなる。
これは男性がやっていい言動なのか、起こしていいアクションなのか、「意識高い人」はどう見るのか。そう考えてしまう。
こういう推しかわいい、と思って書いても「ただかわいいだけの受けは嫌!受けは男なんだから。男前じゃなきゃだめ!」みたいな意見を前に急に及び腰になる。
私は受けの子を「こういう性格のひとりの人間」としか見てないつもりだけど、どこかでそうやって役割を担わせてしまっているのだろうか。

でも、かわいいだけの受けは嫌だとかとか言い出す人の作品、大体攻めが女々しい。攻めのことはどんどん「かわいい」とか言いがち。
まるで「受けを女替わりにしてるだけ」と言われるのを恐れて、逆張りしてるだけでは、って思うことがある。

書きたいように書きたい。
「受けを女代わりにする典型害悪腐女子」って思われたら、まあ、それまでだ。


それにしても腐女子、驚くほど映画を見てたり本を読んでる。
私もそれなりに見てきたつもりだけども、そういう人と比べたらほぼ何も触れてないのと同じではと思い始める。
とにかく新しいことに対して腰が重いし。
ちょっと前にブームだった作品に遅れてハマることも多い。

ていうか、もしかすると私は書くだけでなく読むのも向いていない人なのかもしれない。