スペース寿司

とあるオタクの生活記録

頭の中で声がする

体調を崩して会社を休んでいる。
きっかけはいつもの片頭痛なのであるが、その他色々な事情があって会社からの指示もあり、休ませてもらっている。合法的な連休である。なおコロナじゃない。
給料にダイレクトアタックなのが辛いところである。なんせ非正規雇用だからね。

結論から言うと原稿はできていない。
落とすかもしれない。いまその恐怖と戦っている。

やらなくてはいけないことができなくて、やらなくていいことをしてしまう。
あんまりに書けなくて、だいぶ前に書き終えた作品の手直しを行った。
5か月も前のもので、5か月整えさせることができず、違和感もぬぐえず、どうしていいかわからず、持て余していた作品である。
一応の納得のいく形にまで直せた気がする。
それはそれで達成ではあるけど、マジで今やることじゃない。結果、プラマイで言うならマイナスである。

書きたいこと。書きたいことを委ねるコンセプト、モチーフ。展開。事件。出来事。人生。経験。思考などなどなどなどなんやようわからん。

休んでる間に物書きアプリを開きながらたくさんの映像を見た。
食わず嫌いしていた舞台が面白すぎて一晩でシリーズを完走した。
食わず嫌いしていた邦画が、見てみたらすごくおもしろかった。
友人から勧められてたけど気の進まなかったアニメを見たらドハマりした。
自分がどれだけ先入観に縛られているかわかる瞬間である。
それでもやっぱり「これ面白くなさそう」という感覚でものを遠ざける癖は抜けない。
これが無くなればもっと人生楽しいんじゃないか?

本もちょっと読んだ。
BL商業小説というものも食わず嫌いしていたので意を決して読むことにした。
腐女子歴こそ長いのに、私は商業BLというものに見事に興味がない。
これも「これ面白くなさそう」という先入観が大半の理由なのであるが、実際にいくつかkindleでBLを読んでみてわかったことがある。

私の商業BLへの苦手意識の理由。
自分の意志で攻め受けを決められないことへの苦痛があるから。
である。
何を言っているんだお前はという感じだが、これが8割くらい本音である。
私には、顔とか年齢差とか体格差とか肩書とか性格とかで攻め受けを決める感覚が一切ない。所謂、へたれ攻め好き、年下ワンコ攻め好き、クールビューティー受け、という括りがよくわからない。

全体のストーリーを読み、キャラの役割を読み取り、お互いがどう作用していくかを自分の目で読み、その上で攻め受けを決めるから、へたれだろうが年下ワンコだろうがクールビューティーだろうが筋肉であろうが誰でも攻めにも受けにもなり得るのだ。
なので、最初からそのルートが確定しているということに謎の窮屈さをおぼえているきらいがある。
ある意味二次創作畑丸出しの感覚。
そしてとんだクソ傲慢である。

うまくハマればハマるけど、読み進めているうちに「お前が受けなのかよ!」と思ったこともあったので、なんだかまだうまく楽しめてはいない気がする。
でも読んでみて自分の苦手意識の内訳が見えたのはいい発見だったかもしれない。


ところで片頭痛になると「頭の中で声(何らかの会話や、朗読のようなモノローグなどが混ざり合った環境音みたいな感じ)がする」「特定の歌がエンドレスで脳内再生される」という症状が起こる。
それがピークに達すると吐き気がMAXになり、げーげー嘔吐してしまう。貧血っぽい症状も起こす。
こういう症状についてどう説明していいのかわからず今まで伝えられないでいたのだが、この度かかりつけ医に伝えたところソッコーでMRI送りになった。
MRI高い。

 

そんなことはどうでもいい。原稿やりたい。もう時間がない。マジでない。