スペース寿司

とあるオタクの生活記録

読みたいですって言われても

ネタを書く。
それ読みたいですとコメントとかで言われる。
有難い話である。
でも書けないのである。

書けないのは私の圧倒的力不足である。
ネタはあっても起承転結をつけ、前後を埋める力とスタミナが現状、無い。
なんなら一人称と三人称、どっちで書いたら面白いのかというところで躓いたりもする。
私の二次創作は、そういう意味では天啓ありきである。
天啓。ひらめき。思いつき。まさに博打。

正直ネタ出しをして誰かに書いてもらえばいいのではというくらいのレベルだがそんなことは決してしたくないのである。
だって私の思う推しは私しか書けない。
ナルシズムの極みのような言葉であるがこれは事実だ。
私以外の意図が入り込んだものはもはや他人の作品じゃないか。私の思う推しが私の理想とする風景の中で私の思う形で生きているものは私でしか結局書くことなどできない。

それに結局のところ、別の誰かに書かれたら癪だ。

 

 ここの長ゼリ部分ほんこれ。


たまきさんが自分の文章に羞恥心抱いて悶絶し記憶から消したがる部分にとても同調してしまった。
でもたまきさんは結局努力して悶絶も克服し、しっかりとした作品づくりを実現したんだよな。
私とは大違いだよ。

読みたいですって言ってくれた方はきっと本当に読みたいと思ってくれたんだと思っている。
こんなやるやる詐欺で文章能力もない人間の書いた話を読みたいと言ってくれている。

だけどそれはジャンル的に上の上~下が根こそぎいなくなり、結果的にどんぐりの背比べの書き手に需要の御鉢がまわってきた結果であるとも思っている。
読みたい人はいる。応えられない。私はあの神みたいな作品なんて書けない。ジャンルを盛り上げることもできない。

あたたかいコメントすら心に届かないまま、今日も自己嫌悪は続く。