スペース寿司

とあるオタクの生活記録

魔物

落ち込むことと嬉しいことがほぼ同時にあったけど落ち込みのが先立ってしまった。

 

私は生粋のROM専で、ROMでいるときはバカ正直に素直に人の作品を読んで萌えられる。超素直に感想も送る。喜んでもらえるのもすごく嬉しい。
でも二次創作に手を出すとそれが8割ほど不可能になる。
素晴らしいと思えば思うほどに、劣等感が増すばかりだ。
これは、以前のジャンルで書いてた時もそうだった。
あのジャンルから足洗って4~5年は経過してるのに私は何も変化も成長もしてなかった。

あのうまい人たちはどうせ私なんか眼中にないかへたれだと笑ってるんだろうなという気持ちになる。
書き手からフォローされれば笑われないようにうまい話を書かなくてはとプレッシャーになるし、フォローされなければ「興味ないですよねそうですよね」といじける。
つくづく気持ち悪い性格だな。

だからあのジャンルの書き手から感想を伝えられても気を遣われたんだろうな…としか思えない。特に私から感想を送った相手から言われるとただのお礼なんだろうなと認識してしまう。
だって本当によかったらお礼返しのような形で届くものじゃないだろう。感想ってのは。
書き手から感想をもらえないのは根本的に下手くそだからだ。
交流とか関係ない。私が萌えるものや上手い話を書けないクソだからだ。
かろうじて嬉しい感想をもらったとして、すぐに劣等感が上塗りされて帳消しになる。
確かに嬉しかったのに自分の中でそれに縋ってはいけないんだという気持ちになる。
嬉しかったことはすぐに忘れるべきだ。だから成長できないんだ、という妙な観念がある。
厚意も好意も無駄にして、とてもしんどい自己嫌悪と承認欲求のハイブリッドみたいな状況。最低すぎだろ。

本当に好きで、書きたいと思うほど好きな作品と推しだったはずのに、二次創作の世界では微塵も自由に楽しめなくなってて本末転倒すぎる。
私が二次創作に手を出す時はこうなるってよく分かった。

もうずっとROM専でいるべきだ。
このジャンルで書き終えたと思った日が来たら、そうしそう。

誰かと萌え語りなんかできなくていい。
どうせ書き手になってもできなかったから。
みんな神ばかりだ!更新嬉しい!この話大好き!って無邪気に楽しめるROM専のままのが断然幸せだ。
ここでもそうありたかった。