スペース寿司

とあるオタクの生活記録

小説を書くことは趣味ではない(結論)

どうしても萌えたと言わなきゃ気がすまないくらいハマったから書いてるだけなんだろうなと思う。


これは120%確定の未来であるが、自カプを書くことにある程度引き際が見えてきたら、ROM戻りする。
次に何かの沼やカプに落ちたとしてもおそらくROMである。ROMが二次創作という世界での私の本来の役割だからだ。

別に誰と分かち合えなくていい(そこに作品があるから)
認識してもらわなくていい(いいねボタンと匿名ツールがあるから)
オフで会って実際にお話したい♡とか言わない思わない(これは本当に欲がない)
Twitterもやらない(腐オタクとしてツイッターは二度とやらない)

そんな超優等生なROM。
そう、私はROMとしては非常に優等生なのだ。
ROMという立場をわきまえ、己の役目を貫けるのだ。

普段は二次創作やろうとか全然思わない。だって読んでるだけで十分じゃん。
書く、と思うところに至るまでが、私は絶対的に遠い。
だからこそ、今のカプで書いてることなんて本当に奇跡に近くて、自分なりに頑張っているのもまた奇跡なのだ。
「書いてみたい」という気持ちひとつで140文字の萌え語りの代わりにどうにか一本投稿できたときのあの日は本当に清々しかった。

今では実力差とか文字数の差とか人間関係で生まれる扱いの差とか無関心にさらされる悲しみとかオフ同人やってる人の異様な圧とかいろんな余計なものを見てしまって果てしなく心が擦り切れてるけれど、でもやっぱり推しだけは超大事で、推しカプを美しい景色におさめたくて仕方がない。
手と手を取り合いお互いの顔を見つめていられる二人を妄想してると楽しい。
だからまだもうちょっと書いていくんだと思う。


先日、自カプの大手が別ジャンルの作品を投稿しているのを目撃した。
名前こそ違うがそれが大手と同一人物だと私は知っている(自分でバラしてたから)

彼女はきっとそのうち、あのジャンルを本拠地にしていくのだと思う。
そしてあそこでも大手になるんだろうなと思う。
と同時に、こういう人たちは常に「書くための作品」を探しているのかもなとも思った。
だってとにかく書いてんじゃん。どのジャンルどの作品でも。
これが「趣味:同人(二次創作)」ってやつなんだと思う。真の意味の。
作品を好きになること=二次創作って直結してる。

残念ながら私はそれはない。
作品やキャラを見て、消費して、公式グッズを買い、それでも我慢できなくなったときに二次創作を読む。
それでもどうしようもなくなったら、「書いてみようか」と思いはじめる。
私にとって二次創作小説というものは、それほど自分の発想から遠い位置にあるのだ。

私は書くために生まれた人間ではない。書くのが好きなオタクでもない。
私にとって文章を書くことは趣味ではなく、やはり手段に過ぎない。
こればかりは受け入れるしかない。
崇高な文字書きにぶっ叩かれ蔑まれる存在である。
私が創作者たちと馴染めなかったのはそのせいなのかもしれない。
でもそんなだからこそせめて、たとえ腐った妄想込みであろうとも、推しを推しとして推していくそんな気持ちだけは、二次創作界隈で荒みきったあれこれに影響されないようにしたい。

ジャンルもカプもそろそろ先細りが激しくなってきた。
ならばともに死んでいこう。推しカプよ。