スペース寿司

とあるオタクの生活記録

自分の文章に自信がない(から頑張る)

以下は某ジャンルで二次創作(文)をしている人間のいわゆるお気持ちであり愚痴である。

なので駄目だと思ったらもうここで閉じてほしい。

どうもありがとうございました。

 

 

二次創作で文章を書いている。
ジャンルは伏せるがそんなに大きな界隈ではない。
根っからの二次創作者というわけではなく、気質は完全にROM専である。
古の携帯サイトで2000文字程度のポエム二次を創作していたやや灰色の歴史はあれど、もうかれこれ数年はただの消費する側であった。
かなりの偏食だし、頭もそんなによくないし、消極的で交流にも向いてないと思う。

 

去年の夏にとある作品と、とあるCPにハマった。
その衝動のまま投稿型SNSで二次創作を読み漁り、それで満足していればよかったのに自分でも書いてみようと思ってしまった。
そして実際書いた。2000文字にも満たなかったけれど、私は満足だった。

めちゃくちゃ楽しかった。

その勢いで週1ペースで短い文章を投稿していった。
たまに感想をもらえたり、何かしらの反応があることが嬉しかった。
そのまま投稿を続けて、気づけばオンリーに応募していた。
ずっと読む側で、サークル参加はおろか、オフライン活動など一切していなかったのにである。

そこまでは順調だったのだが、そこからが大変だった。
急に、「文を書く」ことに一切の自信が無くなってしまったのである。なぜそうなった。私が知りたい。

 

考えられる原因

1.文章全般が下手

これはまず間違いない。下手である。文学少女だったわけでもなく、読書人間でもなく、もともとがポエム人間だから、「文章」というものがよくわからない。
想像力もないというか、身体の動きなどを書くのが非常に苦手で、「これは物理的に可能なのか」という自問自答が始まることさえある。やばい。

そして、ストーリーがつくれない。
単発雰囲気でしかつくれず、連続性のあるものがまったく浮かばないのである。
オフ本発行に向けて作業をしたときに本気でこれがネックになり、なんとかネタを捻りだそうとしている間に徐々に欝々としていった。
まさに地獄の扉が開いた瞬間である。

 

 2.文字数稼げない

上記から話が続くのだが、私の文章は文字数が圧倒的に少ない。
昔から1000文字台~3000文字台を行き来していた人間である。ふわ……っとした雰囲気文章しか書けない。
(そういうものは自分ではぐいぐい読むし、萌えるものは今までだってたくさんある)

現ジャンルで書くにあたり、ネット上で「文字数」的なものをなんとなく調べてみたら「3000文字以下は読むに値しない」みたいな意見をぽんぽん見かけて心が折れた。
殺生な話である。
別に自ジャンルの話ではないのに。こういうとこやぞ。

しかしながら、やはり私が好んで読んでいたり、評価が高いあの人もあの人も、「文字数が多い」のは結構な共通事項なのである。
動きも心情も景色もひっくるめて細やかで濃密な描写ゆえに、なおかつ「書きたいことがたくさんある」という理由で増える文字数。

そんなものは私にはない。 

3.憧れの人と比べてしまう

悩みはまた上記に続いていく。負の連鎖。

どこの界隈にも「最強」みたいな存在はいると思う。
やめとけばいいのにこの面々と比較してしまう。
蟻が鳥にあこがれるレベルでお門違いなのは頭ではわかってる。でも比べちまうんだよ!そして卑屈になるんだよ!最強の人々に共通しているのは

  • ちゃんとしたストーリーを書く
  • 文字数が大変多い=読み応えがある
  • キャラ解釈がぶれない、また妄想においての軸がしっかりしてる
  • 描写が美しく説得力がある

このあたりだろうか。

自分の能力の低さと向き合い、そして他者と比べていくうちに、気づけばかなりの勢いで落ち込んでいた。

 4.自己評価が低い

こじらせている。
友人に素直に思っていることを言ったら
「その状況に対して私がかけられる言葉はないな……」
とあっさり言われてしまうくらいに自己評価も低い。
認知の歪みみたいな話になりそうなのでここは深くは書かない。

ただ、もともと低めに設定されてるから「他者からの評価」ってとこに意識が全振りされるのが問題。
評価ボタンとか感想コメに意識全振り。
他の作品のコメント数と自分のとこの寂しいコメ欄みていつも比べて落ち込む。ツイッターでも名指しでエアリプ状態で褒め合いする界隈があると思うが、ああいうのも過敏になる。(それだけが原因ではないが、現在はツイッターは撤退している)

 以上。

 

結果、書くのが楽しくなくなった。苦痛になった。
自分の文章を見るのも嫌。5文字くらい見たら本閉じるレベル。

阿保のように落ち込んでイベント前日は
「これを最後に消えよう…もうやめよう…本業(ROM)に戻ろう…興味ある別ジャンルを読んでこ…」
とぶつぶつ考え込むレベルまで達していた。末期である。

では、イベントはというと。全体的につつがなく終わったと思う。
「思う」、となる理由は、イベント直前にツイッターアカウントを消滅させるというアナーキーな真似をしてしまったせいであり、もしかすると多少は周辺の方々に気を遣われていた可能性もある。

でも気にしないでほしい。自爆なので。

多少、ネットだけでお話をしてきた方と実際にお話をすることもできた。
本も幸いなことにそこそこに売れた。ただジャンル特需だと思う面もあるのでこれに関してはあまりプラスな印象を持っていない。なんせ末期状態に出した本だから。
情があっても、好きかというと苦しいところなのだ。
自作を愛せない二次創作者などとよく言われるけど今はちょっと勘弁してほしい。というか自分だけの問題なんでこれは。

 

もし、私の本を買って「おもしろかった!」と思ってくれる人がいたなら、それは素直に嬉しいです。ありがとう。萌えてほしいし、何より推しキャラとカプを末永く愛していてほしい。
推しへの愛の原動力になっていれば、私は報われます。

 

そしてイベント後。私はまた推しカプの二次創作を書いている。
気づけばイベント時に便利だと話題になった例のタブレットスタンド も購入した。
またイベントに出るつもりなんだろうか。
出るということは本をつくるということである。

本ネタ?ぜんぜん浮かばない!

そんな中で今思い起こされるのは、初めて自カプの作品を投稿したあの日の気持ちなのである。
楽しく書きたい。

今後まだまだ書くのか、本出すのか、続けるのか、どうなるのか。
そんな日常ブログです。