スペース寿司

とあるオタクの生活記録

本捨てたい

前に出した本が10冊くらい余っている。
私の人生で最初で最後(暫定)の同人誌である。
正確な数は忘れたがたぶん10冊くらいである。

捨てたい。

イベント合わせで通販のお知らせをしたところで誰にも相手にされない予感がする。
新規参入がほぼ見込めないということもあり、おそらくジャンルに残っているのはほぼ古参だ。加えて狭いジャンルの世界。
必然的に、以前本を買ってくださった方か、私の書いたものに微塵も興味無い方にスッパリ二分されていくわけである。
つまり、買ってはもらえないだろう。
告知出して誰からも反応無かったらと思うだけで頭を抱えたくなる。

神様は神様だから本が買われているのである。コメントをもらえるのである。需要があるのである。
私の本なんてもう今さら需要なんて無い。
でも捨てるのか。この恥と苦しみと痛みしか詰まっておらず、それでもあの冬の日に死にもの狂いで書いた執念の塊のような本を、見えないようにぐるぐる巻きにしてゴミ袋の中へと。

苦しい。

同人誌作ると達成感あるよって最初に言った人は誰なんだろう。
きっと私のような人間がこの世にいるだなんて思ってもみなかったんだろうな。

どーーして。
どーーーーしてこんなことになっているんだ。
どうしたら抜け出せるんだ。